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    「ロンドンキッズのファッション事情」MEGの英国式・子育てレポートvol.88

    「ロンドンキッズのファッション事情」MEGの英国式・子育てレポートvol.88

    イギリス・ロンドンで暮らすシンガーソングライター、デザイナーのMEGさん。8歳の娘さんと過ごす日々を紹介する人気連載88回目。今回は、ロンドンの子どもたちのリアルなファッション事情について教えてくれました。リサイクルや古着文化が根付いたロンドンならではのスタイルや、日本の服との意外な違いまで、暮らしのなかで見えてくる、等身大のおしゃれのかたちをお届け!
    シンガーソングライター、デザイナー さん
    シンガーソングライター、デザイナー
    MEG

    こんにちは。

    あっという間の4月。やっと晴れた日などは、15度前後の気持ちいい日が続くようになりました。

    どうやら娘の学校では “Axolotl” つまり “ウーパールーパー” が大ブーム。可愛い! 可愛い!! と、女の子たちがチャームを集めたり交換したり、キーホルダーにつけたり、誕生日のバッグなどのモチーフに選ばれたり、謎に大流行しています。

    たしか日本でもすごい前に流行ったよね……と調べたらなんと40年前なんだってさ、ひーー。子どもの頃、水族館で実物を観て、思ってたより大っきいな! と思った記憶がある。

    この時期、イギリスはスクールホリデーが頻発します。

    1月のクリスマスホリデーが開けたらすぐ、2月のハーフターム休み、そして4月の春休み、5月のバンクホリデー、再びハーフターム休みなど。

    そんな春休み中、ロンドンから列車で2時間ちょいのバースに行ってきました。特に用事なく行くほど、好きな街。今回は友だちも合流してくれるとのことで、かなり楽しい旅になった。

    今月のコラムは、休み中の旅の写真と、リクエストがあったロンドンキッズのファッションについて、私の視点からどんな感じかを書いてみようと思います。

    写真は、お友だちとローマンバスの外壁にて。

    ファッションと言えど、そもそも学校に制服があるので、基本的に週末しか私服がいらず、小さかった頃に比べたら服をあまり買わなくなった。

    周りの家族もそんな感じで、着なくなった服は近所のチャリティーショップに持って行ったり、サイズアウトした洋服をアプリを通じて個人間で売ったり買ったりするのも主流になっています。

    多くの街に、本屋、薬屋などと並んで何軒かのチャリティショップがあるので、服のほかにも食器やレコードなど家でもう使わないけど誰かが使ってくれそうなものが持ち寄られ、なかには子どもに特化したショップもあるので、不要なオモチャなどを持ち込むと、誰かが購入してくれるチャンスがあるので、無駄に処分しないですみます。

    お店はこんなふう。

    そんな風に持ち込んだものの売り上げは、きちんとした機関を通じてサポートが必要な人に振り分けられたりするので、定期的に紙袋に詰めて持ち込む人たちの風景をよく見かけます。

    こういったリサイクルの概念は日本よりもややカジュアルに定番化しつつあるのかもしれません。

    Usedを探していると、たまに掘り出し物でヴィンテージのラルフローレンやバーバリーなど、ヨーロッパ古着で結構いいのが見つかったりするのも楽しい。

    今回の旅も、去年購入したUsedのワンピース。

    この時期のイギリスあるあるで、晴れたら速攻で半袖になりたい気分になるのだけど、曇って陽が当たらないと急に震えるほど寒くなるという、超絶不安定な気候なので、脱ぎ着でアレンジできるコーディネートを工夫する必要がでてきます。

    何をするのか、荷物をどの程度に収めるか、朝移動するか? 日中の天気は? など、全方向に対応可能なコーデの難易度よ。旅になると余計にね。

    一緒に音楽を聴くふたり。

    前回書いたスクリーンなしのSpotifyプレイヤー、結局購入しました。Mighty 3 というやつ。

    ポッドキャストを入れて聴いていて、操作も簡単なので旅にもちょうどよく、移動も退屈せず楽しめた旅でした。

    娘ぐらいの年齢の女の子の定番コーディネートと言えば、クロップトップにショートパンツかレギンス。クロップトップ(丈短めのトップス)というのがちょっとお姉さんの気分なのだそう。

    こんなような。つまり、動きやすい格好。

    考えてみると、私は子どもの日常使いのパジャマ、下着、デニムは日本で買って帰っていることが多い。

    生地やデザインの機能性だったり、縫製がしっかりしているのでやっぱり頼りになる。

    例えばイギリスだとある程度の身長から、ウエストがゴムのデニムがみつからなくなるけど、日本だと普通に可愛いのが買えて、パジャマに腹巻きがついてたりするのも、かなりナイス。

    意外なものでは、タイツ。

    こっちのM&Sなどで売っている安価な定番のタイツは「かかと」が計算されてない。つまり、筒の先が「半円」に縫われているだけの平坦なものがときどきある。

    それだと、くるぶしのあたりに生地が余るし、かかとはフィットしていないので、娘がタイトめなブーツを履いたりすると、履き心地が悪く地味にストレスな様子。

    かかとありのタイツは、MUJI (無印良品) かユニクロで購入できるのですが、値段は今だいたい日本の3倍なので、これも帰国した時に買って帰るもののひとつかも。

    ところ変わって翌週は日帰りでブライトンに行きました。

    ほかに、イギリスでも人気のある日本のブランドと言えば『オニツカタイガー』。ロンドンの中心街に路面店があり、いつも賑わっています。

    娘も、スリムフィットなオニツカが好きで、いつも白いスニーカーをどろんこにしながら履いています。

    この日はよくも悪くもよみが外れて、晴天のビーチ日和。
    朝あんなに小雨で寒かったのに……。

    一応ビーチに降りてみたものの、想定外で完全にマリオ&ルイージなわれら。

    5分で退散。

    で、カフェ、カフェ。

    つまりこんなふうに、陽がでてくると半袖になれるスタイルのコーディネートが使えるのですな。

    そんな感じで、たいしたファッショントークになっていないのですが、ロンドンキッズは着回し重視という感じですかね。

    大事に着て、また次の人に着てもらうサイクルがあると、古着ミックスが定着しやすいと言うか。

    気に入ったものがみつかれば、サイズが上がってもずっとそこのを買い続ける傾向も、若干日本よりもあるような気もします。

    ジェラートがおいしい季節。

    パイナップルとブラッドオレンジ。娘の最近の流行はアイスよりもソルベ(シャーベット)のようです、私もそうだな。

    また来月。

    PROFILE
    meg
    MEGさん
    シンガーソングライター、デザイナー
    シンガーソングライター、デザイナー。2002年デビュー、ファッションと音楽を結ぶカルチャーアイコン。現在ロンドン在住で日本と英国を行き来しながら、新たなコンテンツや商品の開発、自身のアパレルブランドのディレクターを務める。
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